タチウオの引き釣り仕掛け!ドジョウを使ったテンヤ釣りの必勝法
2017/01/30
こんばんは!ハジメです。
僕がシーズンを通してよく通っている大阪湾の釣り場で武庫川一文字という防波堤があります。
そこでは連日タチウオを一日に何十匹と釣ってしまう「名手」「名人」と呼ばれる方々がいます。
やはり数を釣るにはまぐれではなく、釣り人の腕と独自の仕掛け、誘いのテクニックによってもたらされる経験値からくるものです。
どの方もエサのドジョウ、キビナゴを使った昔ながらあるテンヤの引き釣りで釣られていますね。
今回は名人の方がどのようにして引き釣りを行っているのか?
タチウオをなぜ爆釣させることができるのか?
タックルから仕掛け、誘いのテクニックから合わせのコツまで必勝法について完全解説します!
目次
タチウオ釣り名人の森さん、中尾さん
武庫一の名手と呼ばれてる森さん、中尾さん。
渡辺さん、近藤さんもいつも凄い釣果でびっくりさせられています。
いつも筆頭を釣られており、去年と一昨年のシルバーキングは森さん、中尾さんでした。
シルバーキングとは一ヶ月の間に2匹のタチウオの合計寸法を競う大会。
優勝すれば武庫川渡船の無料年パスが申請されるというお得なイベントです。
ドラゴンタチウオ2匹そろれないと入賞すら難しく、腕の差がはっきりと出ますね。
僕はエントリーさせるほどのデカいタチウオが釣れず泣く泣くスルーしました(笑)
テンヤの引き釣りタックル
ここでは名人の方がどのようなタックルを使っているのか?
動画の中で説明されている内容をまとめました。
時おり僕の意見も交えています。
動画は次のセクションに埋め込んでいますよ。
引き釣りのロッド(竿)
シーバスロッドである程度硬さのあるM(ミディアム)ML(ミディアム・ライト)が扱いやすいです。
理由として
・柔らかい竿よりアタリが取りやすい。
・誘いがやりやすい。
・引き釣りの難しいポイントであるタチウオをひっかけるという動作がやりやすい為。
ロッドの長さは風が強い時は長いもの
9フィート6インチ~10フィート(2メートル90センチ~3メートル5センチ)
糸ふけを巻くとき遠投する上で有利となります。
柔らかい竿でも出来なくとないですが、僕の経験上アタリがわかりずらいですしタチウオ特有の「ガツン!」としたバイトを味わうという意味でも固い竿をおすすめします。
ワインドをやっておられる方はワインドロッドでも十分対応できますよ。
⇒ワインドロッドのおすすめ人気ランキング5選
僕はバスロッドでもやっているぐらいなんでMLクラスのロッドを選んでおけば間違いないでしょう。
【おすすめのロッド】
ブランクスにはシマノの技術で「スパイラルX」「ハイパワーX」が採用されているので軽さとパワーを両立させたシーバスロッドです。
全く竿が折れる気配がないので安心してキャストでき、タチウオを堤防から抜きあげることも容易。
感度も抜群なのでショートバイトもフッキングに持ち込むことが出来ます。
テンヤの引き釣り、ワインドからライトショアジギングもできてしまうので一本持っていれば、どんな釣りにも対応するバーサタイルロッドですね!
こちらは1万円以下のロッドなのでコスパ最強です。
しかもタチウオ専用モデルなので太刀魚ゲッターを使った引き釣り、ワインド釣法、シーバスゲームで使うミノーやバイブレーションといったルアーにも完全対応しています。
引き釣りのリール
名人は4000番のリールのハイギヤを使われているということですが、僕としては2500番クラスの方がおすすめです。
4000番のハイギヤリールを使うメリットは手返しをよくしてより多くのタチウオを掛けるため。
しかし、ワインドからライトショアジギングもやるなら出来るだけタックルは軽い方が疲れないです。
引き釣りのアクションでも時おりシャクリの動作をいれるのも有効ですよ。
【おすすめスピニングリール】
店頭では実質1万円以下のコスパのいいシマノのスピニングリールです。
今まで上位機種にしか採用されていかなったギアが搭載されたので回転が非常に滑らかになりました。
最近はこの低価格でも性能は極めて高いので、これからタチウオ釣りを始める方には最適なリールですね。
PEライン
名人はPEラインの2号を使用。
メリットは堤防からタチウオを抜きあげてもラインブレイクの心配がない。
太いPEラインは浮力があるので、テンヤがゆっくりと海底に落ちていくのをイメージしやすいそうです。
出来るだけタチウオがいる層を一定に誘うために太いラインの方がやりやすいということですね。
PEの0.8号の方が飛距離が出ることが確かです。
しかしタモ網を使わず、ドラゴンサイズを抜きあげるとなるとちょっと心配ですね。
僕は基本的に1号 1.2号のPEラインを使用中。
MLクラスのロッドならドラゴンタチウオでも問題なく上げることが出来ます。
リーダーはナイロンラインの20ポンド。
ワイヤーリーダーはタチウオがバイトしてきた時によれができるので使用しないそうです。
ここ最近ワイヤーリーダーなしでタチウオを釣っていましたが、アタリの数も多く、食い込みがいいように感じています。やはり、活性が低い時はワイヤーを警戒するタチウオが多くいるのでしょう。
ナイロンラインの20ポンドを使う理由としては丈夫なのはもちろん、浮力があるのでゆっくりテンヤが沈む為です。
タチウオが泳いでいる中層を引いていると思っても誘いのアクションをしているうちに上層を引いていたり、タナを安定させることが難しいようです。
名人は好みの問題もあるとおっしゃているので、色々試して自分にあった釣り方を試行錯誤してみましょう。
タチウオテンヤの引き釣り仕掛け
基本的にケミホタル50サイズを使用し、ドジョウを巻きつけたテンヤがタチウオ釣りには最強!
名人達のタチウオ釣りのコツがYouTubeで公開されています。
名人直伝なので非常に参考になる部分が多く、確実に釣果アップ間違いなし!
・0:00~8:40 引き釣りに最適なタックル解説
・8:53~22:25 引き釣り仕掛けの解説
動画の注意ポイントを以下にまとめます。
タチウオテンヤのサイズ
ヨーヅリがら出ているタチ魚リアルヘッドSもしくはSSサイズが最適です。
時合い前は早く沈むSサイズを使用して幅広く探り、半夜の時合いになれば、SSサイズで表層付近を探るのがベター。
夏のサイズの小さいタチウオにはSSサイズの方が食いがいいです。
表層付近にいる為あまりカウントダウンさせずに、10秒から9秒、8秒と徐々にあげていきタチウオのいるタナを探しましょう!
反対に晩秋から冬の大型のドラゴンサイズにはSもしくはMサイズでボトム付近を探る方が釣果に結び着きますね。
タチウオのハイシーズン10月、11月ともなればほどんどの釣り具屋でリアルヘッドのSサイズが売り切れ続出となります。
楽天のネットで予めまとめて購入しておけば、年末のシーズンでもタチウオ釣りが楽しめますよ!
ドジョウの巻き方
キビナゴよりドジョウを使うメリットは身持ちがいいのでタチウオの鋭い歯では中々やられません。
キビナゴはすぐにとれちゃいますね。
ドジョウを巻きつけるのはステンレスよりも銅線がおすすめ。
理由はステンレスよりもしっかりとドジョウを巻くことが出来ます。
銅線はコーナンで100円程度で販売されていますよ。
ドジョウはテンヤに沿ってまっすぐになるようにしっかりと固定。
頭の部分に3回ほど巻きつけてから3ミリずつの間隔で背びれまで巻き、また頭の部分に3回ほど巻きつけます。
ポイントはドジョウの背びれ部分に針金はたくさん巻かない、尻尾が少し下になるようにすること。巻いてしまうと動きが抑制されて尻尾がユラユラと動かなくなります。
この画像のように3センチ~4センチ針先からでるようにしてください。
こうすることでまるで生きてるようなドジョウの動きを演出でき、針にフッキングしやすくなります。
反対に5センチ以上取ってしまうとタチウオがドジョウの尻尾ばかりバイトして中々フッキングしないです。
そのままだとテンヤからドジョウがはみ出る場合、頭の部分を少しカットして調節してください。
武庫川渡船ではドジョウを3匹300円で販売中。
ドジョウ3匹で夕方からの釣行で十分持ちます。
使用しなかったドジョウは冷凍しておけば次回の釣行で使えます。
水圧でテンヤのタナを把握する
僕自身この動画を見るまで考えたことがなかったのですが、テンヤに伝わる水圧で今自分がどのタナを引いているのか把握することを名人は大事にしておられます。
風や潮の動きで毎回同じというわけではないので、自分の体と竿と感覚で養っていくしかないとのこと。
表層をテンヤを引けば軽く感じ、中層やボトム付近は水圧で重く感じます。
微妙な変化を感じ取り、タチウオがいるタナを把握することが、一番大切なポイントです。
夏タチウオはケミホタル50が海面から見えるか見えないかいうタナにタチウオが回遊しており狙い目。
タチウオ引き釣りの誘い、合わせ方
ロッドアクションにおいて一番重要なのは誘いをかけた後、テンヤをフォールさせてタチウオが捕食するタイミングを与えます。
このフォールを長くとってしまうと狙っているタナが変わってしまいますので、常に糸ふけをとり、竿先からテンヤが一直線になるようにしてください。
タチウオのアタリがあがれば、軽く合わせて、再度合わせ、完全にフッキングさせます。
Sサイズで乗らない場合はSSサイズでよりスローな誘いに変更すると釣果に結び着きますね。
動画で見る方がわかりやすいので名人のテクニックを学んでみましょう。
フラップヘッドのテンヤがおすすめ
ワインド釣法で有名なオンスタックルが去年リリースしたタチウオの新しい釣り方、フラップ釣法。
ドジョウのテンヤの引き釣りからヒントを得てルアーのワームで引き釣りを行うという釣法です。
詳しくはこちら!
⇒話題のFLAP(フラップ)釣法がヤバい!タチウオの新しい釣り方の動画
このフラップヘッドはフックポイントに角度がついており、非常にかかりが良いと名人たちも好んで使っています。
フラップヘッドにドジョウを巻きつけて使用すれば、完成です。
リアルヘッドSよりも、釣り具店の在庫には多いので今の所は比較的手に入りやすいです。
ただワーム(マナティーピンテール)やリーダー、ケミチューンが入ったフラップ釣法セットのみの販売なのでワインド用のZZヘッドのようにテンヤだけで販売してほしい所ですね。
フラップヘッドは3/8oz、1/2ozのラインナップ。
ヘッド部分にガン玉を取り付ければ、潮の流れが速い時、風が強い時に調節出来るので便利ですよ。
終わりに
タチウオをドジョウのテンヤで釣る為のタックルと仕掛けについて解説してきました。
ドジョウを釣った引き釣りがタチウオ釣りに最強だと思います。
しかし、ドジョウをエサに使うことに抵抗がある方もいるはず。
ペットとして飼っている人もいますからね…
それに少々仕掛けを作るのも面倒くさいです(笑)
そんな時は冷凍キビナゴやイワシを使用した時短テンヤの太刀魚ゲッターがおススメです。
ドジョウをテンヤに巻きつけるということもなくワンタッチでキビナゴをテンヤにセットできますよ。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
⇒【最強の仕掛け】太刀魚ゲッターの釣り方(アクション)改造方法について
タチウオ釣りをこれから始められる方に少しでも役立つ情報を発信して行きたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
今からタチウオの釣れる時期がくるのを楽しみにしておきましょう!
今年は名人の人たちと肩を並べることができるように筆頭を目指して頑張ります!
それでは!
おすすめ記事
スポンサーリンク